ここ最近終身雇用の崩壊だとか言われたりして転職が当たり前の時代になりつつあるといわれています。実際、マイナビが出した転職動向調査によると2021年から2024年の転職率は7.0%以上あります。13から14人に1人くらいの計算です。

そこで、今回は転職の際に面接で聞かれることを紹介します。
僕も去年転職したため、実体験からの内容と転職エージェントから聞いた訊かれやすい質問を含めてお伝えするのでこれから転職される方は参考にしてください。
面接時必ず聞かれること
どんな会社受けてもほぼ確実に聞かれることはいくつかあります。まずはそれを抑えましょう。
転職理由
当然間違いなく聞かれます。僕も面接受けた際毎回聞かれました。
採用や教育に時間とお金がかかるし、何より採用した場合あなたは一度会社を辞めた人になるわけです。そのため、相手としても採用した後続けてくれるかが知りたいのでこの質問をしているのでしょう。
ポイントは、現職に対するネガティブな要素、他責が原因で辞めたわけではないことを示すことです。
例えば人間関係が退職理由の人がいたとします。それを話した際相手からは「うちに来ても同僚とそりが合わなかったらすぐ辞めちゃうんじゃないか」と思われ印象が悪くなるかもと思いませんか?(度を過ぎたパワハラは別ですが、)
なので、今の会社を落とす内容ではなくポジティブな内容や「それはしょうがない」と思えるような内容を練っておく必要があります。
志望動機
もちろん毎回聞かれます。就活の時にもさんざん聞かれたと思うのでここでは細かく話しませんが、ポイントを挙げるなら、退職理由と矛盾がないことは確認してください。
例えば年功序列が嫌で実力主義の会社に転職したいという理由で大手のメーカーを受けたらほぼ間違いなく「うちも年功序列がいまだに根強いから、すぐやめそうだな、、」と思われて不採用になります。
応募企業・職種の理解
当然志望企業の理解度を問う質問もされることが非常に多いです。
志望する企業・職種に関してある程度ちゃんと調べているか、志望職種にどんなスキルが必要そうになりそうかを伝えればいいのですが、正直この質問に関しては完璧にこたえられる必要はない、何なら間違ってもいいと思っています。
理由は、特に異業界の転職への転職の場合その業界への理解度がそこまで高くなくて当然だからです。(同業他社への転職なら話は違うと思いますが、その場合今の会社の様子からある程度答えられると思います。)
なので、異業界の転職の場合、調べられる範囲で調べて自分が活かせそうなスキルを論理的に提示できればそれで十分だと思います。
何なら面接中に「このように理解していますが、認識は合っているでしょうか?」みたいな感じに聞いてもいいと思っています。企業側からしてもミスマッチは防ぎたいと思っていますので、ちゃんと説明してくれますよ。(まったく調べずに面接に挑むのは論外ですが)
現職の志望動機
なぜ、今の会社に入ったのかということです。これもよく聞かれましたが、就活の時に使っていた志望理由を話せは基本的にはいいと思います。
一つ大事な点があるとすれば、ストーリーがしっかりしているか確認することです。
なぜ今の会社に入ったのか→そこで何があって(どう思って)転職しようと思っているのか→なぜこの会社を受けたのか の構成に矛盾があるとどこかで噓をついているもしくは自己分析が足りないと思われマイナス評価になります。
現職の業務内容
今の業務内容についても100%聞かれます。
ポイントは今の業務をわかりやすく説明できるかということと、そこでのスキルが転職後に役立つか説明できるかの2点だと思います。
これは転職先が同業種か異業種かで変わってくると思いますが、異業界・異業種の場合、今の業務内容なんて詳しく話したところで相手もよく分からないと思うので、多少事実と違ってもとにかくわかりやすさ重視で話すのがいいと思います。逆に同業の場合は専門用語とかも理解あると思うので細かく説明したほうがいいでしょう。
面接時よく聞かれること
上記ほどではないけど面接時よく聞かれることを紹介します。
学生時代の専攻・研究内容
就活の時よく聞かれたと思います。
転職の際に聞かれるとは思ってなかったので驚きました。これは用意していないと忘れてしまっていて詰まると思うので、整理しておくことをお勧めします。
僕は面接時毎回聞かれましたが、理系、20代という若手、別業界の技術職への転職という条件が重なったから訊かれることが多かったのだと思っていて、そうでない人はおそらく訊かれることは少ないと思います。(中堅社員や同業への転職の場合、大学での内容よりも今の会社での業務経験の方が重要になりますからね。)
将来の展望
どのようなスキルを身に着けたいか、どのようなビジネスパーソンになりたいかということです。
ちなみに僕はこれがうまく話せずに落ちたことがあります。
これは業界というよりは企業規模で考えて、今と同じくらいの規模の会社を受けるなら今の会社を参考にして答えればいいでしょう。あまりに違う場合は予想したりHPや口コミサイトで調べたりして答えるといいと思います。
まとめ
転職面接で聞かれたことをまとめましたがいかがだったでしょうか。
転職面接で聞かれることは調べればある程度出てきますが、個人的に大学でのことを聞かれることが多かったのは当時驚きました。
入社5年以内の若手の場合で理系出身、異業界、異業種(技術系)への転職であれば結構聞かれそうな気がします。
転職を考えている人の一助になれば幸いです。
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